怒りは収めて、解消していきましょう
喜びや悲しみ、憂いなど、感情にはいろいろありますが、東洋医学ではこれらの感情を「七情(しちじょう)」として7つに分けています。
そしてさらに、各感情は各五臓(肝臓、心臓、脾臓、肺臓、腎臓)への配当が決まっています。
細かい各臓器の配当はまた今度ということにしておきまして、本日は「怒り」について。
感情の中でも、怒りはとても強いダメージがあります。
「怒髪天をつく」とか、「怒り心頭」「憤怒の念が噴出する」など、怒りのパワーを表現した慣用句は多いものであります。
怒りは肝臓に配当されていますが、肝臓は人体最大の臓器で、いろいろな作用をしており、その力はとうよういがくでは「将軍」に喩えられます。将軍が強くなりすぎると、クーデターを起したりします。
春は肝臓の季節でもあり、芽吹くという力のある季節。
さらにそこに怒りが重なるととんでもなく身体の中で暴走をはじめます。
そうすると、自分の精気までをも破壊しかねません・・・。
ということで、表情は明るく朗らかに。
大きな怒りを解かすくらいまでになりたいものであります。
〈お知らせ〉
3月27日(日)にオトハルを開催します。今回は、『春の養生』です。
前回やっったものと同じ内容になります。春の話を聞きたいという方が多かったので、その2回目です。お時間ありましたら、ご参加くださいますようお願いします。
→ 詳細はこちらへ
薬膳部ブログ『薬膳ごはん』が更新されました 今回は「アサリとセリのお味噌汁」
源保堂鍼灸院の薬膳部。
最近はめきめきと腕を上げております。
さらには、患者様の薬膳相談室が出来るように、今いろいろと検討しているところであります。1週間、どんな食事をしているか、身体の不調の原因になっていないか、日頃の生活を見直していただくために、薬膳を活用していただきたい、そんなことを考え中であります。
ということで、本日は、薬膳部のブログ『薬膳ごはん』が更新されたことをお知らせいたします。
春のメニューということで、「あさりとセリのお味噌汁 春の薬膳⑤」であります。
あさりは鉄分が多いですので、頭がぼーっとしがちな春にはお薦めであります。
「肝臓は血を蔵する」という五臓の生理学がありますが、まさに血の原料である鉄分を補えるこのメニューは、肝臓の季節である春にちょうど良いのであります。
普段普通に召し上がっているお味噌汁も、工夫次第で薬膳メニューになります。
どうぞお試ししてください。
オトハル世代の〔ワタシのカラダのトリセツ講座 初級・春編〕 を開催しました
先週の日曜日(平成28年2月7日)、源保堂鍼灸院に於いて、『オトハル世代の〔ワタシのカラダのトリセツ講座〕』を開催しました。
今回は、「初級の春編」。
「春」と言いますと、『枕草子』の有名な、「春は曙(あけぼの)。やうやう白くなりゆく山際(やまぎわ)、すこしあかりて、紫だちたる雲の細くたなびきたる。」を思い出したり、童謡『春の小川』の一節など、どことなくのどかであどけなき光景を思い出す方も多いかと思います。
しかし実際は花粉症で鼻水ずるずる、目はかゆかゆとなってそれどころではない、なんて方も多いでしょう。また、春の生暖かさで頭がぼ~っとしたり、人事異動などの環境の変化に付いていけなかったりと、現代の春事情はかなりのストレスになります。
そもそも春とは、これまで精気を貯めるためにじぃっと殻の中に閉じこもっていた冬から、外の世界に芽を出していく時期ですから、とても大きな変化が起きているわけであります。
近年この変化に付いていけない方が多くあり、それが原因で花粉症などになっていることもあります。
かくいう私自身も、かつてはこのような変化を理解していないために、花粉症になったりと、春を苦手に過ごして参りました。
しかし鍼灸師になってからは、自分で自分の身体を調整したり、春先の過ごし方を工夫したりと、花粉症のひどい状態からは脱しました。
それでもやはりまだまだこの季節の過ごし方が悪いのか、花粉が皮膚に出たりと厄介なこともあったりしまして、自分自身の身体を見つ直す時期と割り切って過ごしております、なんて自己弁護しつつのオトハル講座であります。
かつてのシニア世代と現在のシニア世代の変わりよう。そして、健康寿命と平均寿命の隔たりなど、いま必要なのはまさに東洋医学の智慧。そんな解説を、主宰者の三好洋子さんに解説してもらいました。
そして恒例となった自分の体質チェック。
自分の体質を知ると言うことは、自分の身体の傾向を知り、足りないところを意識してもらうことであります。足りないところは自分の弱点ではなく、楽しい時間を過ごしていただくためのごきげんラインを把握しておくことであり、これがまた健康寿命を延ばすヒントになると思います。
そして自分の体質をチェックした上で、春の過ごし方の解説へ。
二十四節季の豆知識などを織り交ぜながら、季節の過ごし方、特に今回のテーマである春の過ごし方をお伝えしました。
特にこの季節、厄介なのは「花粉症」。
本当は、前回の「冬編」でお伝えしましたように、冬の過ごし方がとても大切なのですが、それを補うための、今からでも遅くない工夫もありますので、そんなお話を加えつつ。
さらにさらに、各体質に合わせたツボの指導も。
そして最後は個別に脈診をして、より参加者に合ったツボや生活指導などをさせていただきました。
盛りだくさんで、あっという間に時間は過ぎていくオトハル塾であります。
近年、春の過ごし方が苦手になったという方が増えておりまして(それにはいろいろな現代的な問題があるのですが)、今回参加できなかった方が、是非もう一度やってほしいと言うことでありまして、3月27日(日)に追加することになりました。もしよろしければ、どうぞご参加のほどよろしくお願いいたします。詳しい日時につきましては、またこちらのブログなどでお知らせいたします。
◇ オトハルについてもっと知りたい方は
→ オトハルHP
→ オトハル主宰者、三好洋子さんのブログ『みよしようこが、ゆく』
オトハル塾 『カラダのトリセツ講座・第四回(初級・春編)』2月7日(日)13:30 ~
→ オトハル塾
『カラダのトリセツ講座・第四回(初級・春編)』
平成 28 年 2 月 7 日(日) 13:30 ~
早いもので、オトハル塾の『カラダのトリセツ講座』も第4回目です。
自分で言うのも何なのですが、お陰様で、ご好評を得ております。
これもひとえに皆様のおかげであります。
季節を追ってやってきまして、次回は「春編」。
春は、私自身もそうなのですが、これまで眠ってきたものが外に向かって芽吹く時期。そして今の日本では花粉や黄砂が飛んできて体調を崩しやすくなります。また、会社や学校など、新しい環境に馴染まなければいけなかったりと、精神的にもたいへんな季節であります。
春は曙(あけぼの)。やうやう白くなりゆく山際、すこしあかりて、紫だちたる雲の細くたなびきたる・・・なんて風流に過ごしたいところでありますが、その実目はムズムズ、花はズルズルもうたいへん・・・。
「冬よりも春の方がつらい!」という人も多いのではないでしょうか?
ということで、あなたのごきげんスイッチ(ツボ)を見つけて、身体を目覚めさせてみませんか?
年々過ごし方が難しくなっている春。オトハル世代はもちろんのこと、プレオトハル(20代30代)や、ちょっと上の70代の方のご参加もお待ちしております。リピーターの方も、初めての方も、歓迎しております。
オトハル塾のスタッフは、通称「オトハルエンジェルズ」と呼ばれ、とても気さくでごきげんな方ばかり。参加される方も前向きな方が多いです。
オトハル塾の様子はこちらから。
ということで、以下概要です。
◆オトハル世代のカラダのトリセツ講座(初級・春編)
【日時】 2016年 2月7日(日)13時半~16時半
【講師】 プロ友:源保堂鍼灸院院長 瀬戸郁保
【場所】 源保堂鍼灸院(表参道)
【受講費】5,000円(お茶+お菓子付)
【内容】 春の季節の過ごし方、体質チェック、ツボ、個別脈診、懇親会
【主催】 オトハル塾
==申し込み方法==
entry@otoharu.com にお申し込みをお願いいたします。
-- 記載事項 --------------------------------------------------
件名:オトハル世代のカラダのトリセツ講座(初級・春編)
本文:
・お名前
・アドレス
・連絡先(電話番号)
・ご友人の人数とお名前
國學院大學博物館 企画展 『神仏・異類・人』 のお知らせ
國學院大學に博物館があるのをご存知でしたか?
國學院大學と言いますと、やはり国文学ということでしょうか、そういった多数の資料を保管しているそうなのです。そんな貴重な資料の一部を博物館で公開しているそうなのですが、今回の企画展はこれまで以上に力が入ったもので、お宝の数々を展示しているそうです。
当院の患者さんがこの企画に一部携わっており、ミュージアムトークなるものに出演するそうです。企画展のキャプション(説明書き)も作ったそうで、かなりお忙しかったようです。
もしお時間がありましたら、ご覧になってみてはいかがでしょうか?
國學院大學博物館
平成27年度 第5回企画展 「神仏・異類・人 ―奈良絵本・絵巻にみる怪異―」
会期 平成27(2015)年11月21日(土)~平成28(2016)年2月7日(日)
前期) 平成27年11月21日(土)~12月23日(水)
後期) 平成28年1月8日(金)~2月7日(日)
◎前期と後期で展示替えがあります。
ミュージアムトーク
平成27年
11月21日(土) 14時 針本正行(文学部教授)
12月19日(土) 12時半 荒木優也(文学部専任講師)
平成28年
1月9日(土) 12時半 荒木優也(文学部専任講師)
1月23日(土) 12時半 大東敬明(研究開発推進機構准教授)
詳しくはこちらから
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