『オトハル世代の〔ワタシのカラダのトリセツ講座 初級・春編〕』の第二回を開催しました
日々の養生担当と言うことで、わたくしめがプロトモの一人として参加しております。
現在、各季節の過ごし方をお話ししており、平成28年3月27日(日)は、春編を講義しました。
実は春編はこれが2回目でした。
といいますのは、春は花粉症をはじめ、なんとなく季節の変わり目についていけずに、ずるずると体調を崩しまう方が多いようで、せっかくの桜の季節を台無しにしてしまうことも。
ということで、急遽春編の2回目を開催することになりました。
しかししかし・・・
このオトハル塾恒例となった自分の体質を知ろうというチャートの作成をしたところ、今回の参加者のほとんどが「オ血体質」の方ばかり。
オ血というのは、悪い血がたくさんある体質。
あまりいい体質ではありません。
生活の質を高めなくてはいけません・・・。
こんなにオ血が多いのは予想外・・・。
ということで、今回は季節のお話しよりも、オ血についてのお話しが中心になりました。
そして、花粉症のツボなど、春の過ごし方へと進みました。
オ血の方が多いと言うことで、一瞬どうしたらいいかと思ったのですが、これも一つのご縁ですので、こういう方向性もありですよね。
オトハル塾の夏編は、5月15日(日)に開催されることになりました。
詳細は後日また詳しく載せますので、ご参加なさりたい方はご連絡をお待ちしております。
【開催予定】
『カラダのトリセツ講座・第六回(初級・夏編)』
プロ友講師:源保堂鍼灸院・院長 瀬戸郁保
日時 5月15日(日) 13:30~15:30
【にゃんこ先生の今日の養生(3)】 目の酷使は精血を奪っていきます
目という感覚は、五感器の中でも、特に脳の中で処理しなければいけない情報量が膨大と言われています。目に入ってきた多くの情報は、ただ入ってくるだけではなく、遠近感や色感などの感覚野で処理され、されにはその情報が危険なのかそうではないのかを判断する中枢にも入ります。しかもそれらの情報はゆっくり判断されるのではなく、常に機敏に処理をしていかなくてはいけません。
これだけ膨大な作業をしてくれている目の作業は、「精血(せいけつ)」というもので養われています。
身体に流れている血液のことを、東洋医学では「血(けつ)」と言いますが、その血の中でも最もきれいなエッセンスのことを「精血(せいけつ)」と呼びます。精血は酸素や栄養をよりよく運ぶことができるものですから、身体にとってはとても重要な働きをしています。
目を酷使すると言うことは、この精血を大量に使うことになりますので、精血がどんどん奪われていくことになります。
精血がなくなると、それを補わなくてはいけないのですが、精血はエッセンスなので、そう簡単に補うことが出来ません。まず大本の造血作用を引き出してあげることからはじめないといけませんので、精血は大事に大事に使っていかなくてはいけません。
現代医学でも、目の疲れを「眼精疲労」と言いますが、この「眼精」とは、まさしく“眼の精血”という意味が含まれているのだと思います。
現代はパソコン作業が当然であり、さらにスマートフォンやタブレット端末の登場によって、四六時中、目から精血が奪われている時代になっています。
さらに東洋医学では、目と肝臓が繋がっていると考えています。
肝臓が目を養っているので、肝臓が悪くなると目が悪くなることもありますし、逆に、目の使いすぎは肝臓の調子を崩してしまうこともあります。
目を酷使するのも良くありませんが、それに加えてアルコールの摂り過ぎで肝臓への負担が増すと、さらに精血が少なくなっていきます。
精血が少なくなりますと、血液全体の働きが落ちていきますので、さらに進むと「瘀血(おけつ)」という状態になっていきます。
瘀血(おけつ)になると、酸素や栄養を運べない、機能の落ちた血液で身体を養っていかなくてはいけないので、そこから頑固な肩こりや、慢性的な腰痛、頭痛(筋膜性頭痛、偏頭痛、緊張型頭痛など)の原因となります。女性の場合ですと、この瘀血(おけつ)が下腹部にたまることも多く、それが不妊の原因にもなったりしますので、気をつけなくてはいけません。
ということで、パソコンやスマートフォンなどの使用はなるべく使用時間を限るようにし、また、使った後は目を休めるなどの工夫が必要となります。
とても大切な目という感覚を、いつまでも大事に使いたいですよね。
そして眼の使いすぎは、瘀血(おけつ)という、より悪い状態になっていく要素がありますので、気をつけて欲しいところであります。
薬膳部 『薬膳ごはん』が更新されました ―春の野菜餃子―
表参道・青山・源保堂鍼灸院の薬膳部がしたためているブログ『薬膳ごはん』。
更新されました。
今回は、春の薬膳のつづきということで、「春の野菜餃子」であります。
春の餃子?
これいかに?
どこに特徴が?
どうして春なの?
餃子に春仕様があるの?
ということで、こちらをご覧になってくださいませ。
そして、立夏までの春を無事に過ごしましょう。
【にゃんこ先生の今日の養生(2)】 PM11~AM3は、睡眠ゴールデンタイム。
東洋医学には、臓器時間というものがあります。
例えば朝の7時から9時の時間帯は、胃が活発に動く時間というように、臓器と時間帯(二時間毎)の配当が決まっています。これは最近現代科学でも注目されてきているものですが、東洋医学では、昔からこのようなことが分っていたようなのです。
余談ですが、テニスの絶対王者であるノバク=ジョコビッチ選手は、その著書『ジョコビッチの生まれ変わる食事』によると、東洋医学の臓器時間を大切にしてコンディション作りをしているということです。ジョコビッチ選手が東洋医学贔屓という話を読み、勝手に親近感が湧いておりますが、このような東洋医学の智慧を活かしているところが、ジョコビッチ選手の強さの秘密なのかもしれません。
ということで話を元に戻して、東洋医学の臓器時間であります。
この臓器時間を見ますと、夜の11時から夜中の1時が胆嚢であります。さらに続く夜中の1時から3時の間が、肝臓となっています。
東洋医学では、胆嚢はとても重要な臓器として捉えられているのですが、例えば、「中正の官」といって、他の臓器を統括している役目があります。このことから、このPM11時からAM1時は、胆嚢が中心になっているので、他の臓器を管理し、まとめ直しているわけであります。
さらにAM1時から3時の二時間は、肝臓の時間帯です。肝臓は解毒をしたり、免疫の材料を作ったり、いろいろな作業をしてくれているところですが、特にこの時間帯は、肝臓が免疫力などを活発化させて、積極的に身体の修復に携わってくれます。
つまり、この胆嚢と肝臓の時間帯は、免疫力や自己治癒力が活発になって、身体の疲れを回復し、壊れたところを修復してくれる時間帯なのであります。
胆嚢や肝臓が持つ回復力、修復力は、意識が働いているとき(起きているとき)には動いてくれません。もしこの時間帯に活動していたら、胆嚢と肝臓はその力を発揮できなくなるわけです。
よって、この時間帯はしっかり休んでいただきたいと思います。
休むことによって、明日への活力が戻り、明日からの仕事にも充実して対処できるということなのであります。
身体の修復にも動いてくれるので、もちろんお肌の修復にもしっかりと働いてくれます。お肌が気になる方、お肌のコンディションを整えたい方は、できるだけこの夜の11時から夜中の3時間は、多くの睡眠時間に充てていただきたいと思います。
第五回 オトハル世代の「ワタシのカラダのトリセツ講座」 初級・春編を開催します。
オトハルと共同開催している『ワタシのカラダのトリセツ講座』。
前回やりました「春編」でありますが、「聞きたかったけど時間が合わずに行けなかった!」「ここ何年か春が過ごしにくいの!またやって!」などなどの声が上がりまして、来る3月27日(日)に開催する運びとなりました。今回は同じ話の2回目なので、参加者は少なめになる予定で、空き席はありますので、ご参加をご検討いただければ幸いです。
今回は、前回と同じような春のお話しをする予定でありますが、「骨粗鬆症に効くツボはないですか?」というご要望にお応えしたいと思います。それはつまり、骨折にも効くツボであったりもしますので、知っておくと応用範囲が拡がるのではないかと思います。
ということで、こちらがご案内となります。
【開催概要】
オトハル世代の『ワタシのカラダのトリセツ講座』(初級編)
プロ友講師:源保堂鍼灸院・院長 瀬戸郁保先生 http://www.genpoudou.com/
日時
2016年3月27日(日) 13:30~15:30
内容
・「春の過ごし方」「体質とツボ」のお話しなど
・体質診断テスト
・個別の脈診
・薬膳部からのアドバイス(薬膳レシピ)
・懇親会 オトハル世代に良い源保堂オリジナルハーブティと、 箱根の老舗和菓子屋「孫三・花詩」の和菓子で、皆様とご歓談
場所
源保堂鍼灸院
東京都渋谷区神宮前4-17-3 アークアトリウム101
最寄りのご案内 → http://www.genpoudou.com/guide/gaccess.html
講座料金
5000円(税込み)
注)お支払いは当日受付にて現金でお願い申し上げます。
定員
13名(申込先着順)
準備の関係がありますので、お早めにお申し込みをお願いいたします。
※キャンセル待ちあり
※これまで受講された方も参加可能です。
申し込み先
entry@otoharu.com
上記メールアドレス宛に、下記記載事項を明記の上、お申込みください。
== 記載事項 ==
件名:0327オトハル塾『カラダのトリセツ講座』
本文
1) お名前(複数の場合は全員のお名前)
2) PCから連絡可能なアドレス(ただしGmailの場合はオトハルからのメールが迷子になるケースが見られるため、別アドレスが望ましいです。)
3) 平日の連絡先(電話番号)
4) どこからオトハル講座をお申込みいただきましたか?
(オトハル塾過去参加者からのご紹介の場合特典あり※紹介者のお名前をお聞かせください)
※キャンセルの場合は3日前までにお知らせください。
当日、あなたがどんどん笑顔になれるように。
オトハル塾スタッフ一同、源保堂鍼灸院の瀬戸郁保が、心をこめて準備しています。
お申し込みお待ちしています!
【ご参考に、前回の様子はこちらから】