薬膳部 『薬膳ごはん』が更新されました ―春の野菜餃子―
表参道・青山・源保堂鍼灸院の薬膳部がしたためているブログ『薬膳ごはん』。
更新されました。
今回は、春の薬膳のつづきということで、「春の野菜餃子」であります。
春の餃子?
これいかに?
どこに特徴が?
どうして春なの?
餃子に春仕様があるの?
ということで、こちらをご覧になってくださいませ。
そして、立夏までの春を無事に過ごしましょう。
【にゃんこ先生の今日の養生(2)】 PM11~AM3は、睡眠ゴールデンタイム。
東洋医学には、臓器時間というものがあります。
例えば朝の7時から9時の時間帯は、胃が活発に動く時間というように、臓器と時間帯(二時間毎)の配当が決まっています。これは最近現代科学でも注目されてきているものですが、東洋医学では、昔からこのようなことが分っていたようなのです。
余談ですが、テニスの絶対王者であるノバク=ジョコビッチ選手は、その著書『ジョコビッチの生まれ変わる食事』によると、東洋医学の臓器時間を大切にしてコンディション作りをしているということです。ジョコビッチ選手が東洋医学贔屓という話を読み、勝手に親近感が湧いておりますが、このような東洋医学の智慧を活かしているところが、ジョコビッチ選手の強さの秘密なのかもしれません。
ということで話を元に戻して、東洋医学の臓器時間であります。
この臓器時間を見ますと、夜の11時から夜中の1時が胆嚢であります。さらに続く夜中の1時から3時の間が、肝臓となっています。
東洋医学では、胆嚢はとても重要な臓器として捉えられているのですが、例えば、「中正の官」といって、他の臓器を統括している役目があります。このことから、このPM11時からAM1時は、胆嚢が中心になっているので、他の臓器を管理し、まとめ直しているわけであります。
さらにAM1時から3時の二時間は、肝臓の時間帯です。肝臓は解毒をしたり、免疫の材料を作ったり、いろいろな作業をしてくれているところですが、特にこの時間帯は、肝臓が免疫力などを活発化させて、積極的に身体の修復に携わってくれます。
つまり、この胆嚢と肝臓の時間帯は、免疫力や自己治癒力が活発になって、身体の疲れを回復し、壊れたところを修復してくれる時間帯なのであります。
胆嚢や肝臓が持つ回復力、修復力は、意識が働いているとき(起きているとき)には動いてくれません。もしこの時間帯に活動していたら、胆嚢と肝臓はその力を発揮できなくなるわけです。
よって、この時間帯はしっかり休んでいただきたいと思います。
休むことによって、明日への活力が戻り、明日からの仕事にも充実して対処できるということなのであります。
身体の修復にも動いてくれるので、もちろんお肌の修復にもしっかりと働いてくれます。お肌が気になる方、お肌のコンディションを整えたい方は、できるだけこの夜の11時から夜中の3時間は、多くの睡眠時間に充てていただきたいと思います。
第五回 オトハル世代の「ワタシのカラダのトリセツ講座」 初級・春編を開催します。
オトハルと共同開催している『ワタシのカラダのトリセツ講座』。
前回やりました「春編」でありますが、「聞きたかったけど時間が合わずに行けなかった!」「ここ何年か春が過ごしにくいの!またやって!」などなどの声が上がりまして、来る3月27日(日)に開催する運びとなりました。今回は同じ話の2回目なので、参加者は少なめになる予定で、空き席はありますので、ご参加をご検討いただければ幸いです。
今回は、前回と同じような春のお話しをする予定でありますが、「骨粗鬆症に効くツボはないですか?」というご要望にお応えしたいと思います。それはつまり、骨折にも効くツボであったりもしますので、知っておくと応用範囲が拡がるのではないかと思います。
ということで、こちらがご案内となります。
【開催概要】
オトハル世代の『ワタシのカラダのトリセツ講座』(初級編)
プロ友講師:源保堂鍼灸院・院長 瀬戸郁保先生 http://www.genpoudou.com/
日時
2016年3月27日(日) 13:30~15:30
内容
・「春の過ごし方」「体質とツボ」のお話しなど
・体質診断テスト
・個別の脈診
・薬膳部からのアドバイス(薬膳レシピ)
・懇親会 オトハル世代に良い源保堂オリジナルハーブティと、 箱根の老舗和菓子屋「孫三・花詩」の和菓子で、皆様とご歓談
場所
源保堂鍼灸院
東京都渋谷区神宮前4-17-3 アークアトリウム101
最寄りのご案内 → http://www.genpoudou.com/guide/gaccess.html
講座料金
5000円(税込み)
注)お支払いは当日受付にて現金でお願い申し上げます。
定員
13名(申込先着順)
準備の関係がありますので、お早めにお申し込みをお願いいたします。
※キャンセル待ちあり
※これまで受講された方も参加可能です。
申し込み先
entry@otoharu.com
上記メールアドレス宛に、下記記載事項を明記の上、お申込みください。
== 記載事項 ==
件名:0327オトハル塾『カラダのトリセツ講座』
本文
1) お名前(複数の場合は全員のお名前)
2) PCから連絡可能なアドレス(ただしGmailの場合はオトハルからのメールが迷子になるケースが見られるため、別アドレスが望ましいです。)
3) 平日の連絡先(電話番号)
4) どこからオトハル講座をお申込みいただきましたか?
(オトハル塾過去参加者からのご紹介の場合特典あり※紹介者のお名前をお聞かせください)
※キャンセルの場合は3日前までにお知らせください。
当日、あなたがどんどん笑顔になれるように。
オトハル塾スタッフ一同、源保堂鍼灸院の瀬戸郁保が、心をこめて準備しています。
お申し込みお待ちしています!
【ご参考に、前回の様子はこちらから】
怒りは収めて、解消していきましょう
喜びや悲しみ、憂いなど、感情にはいろいろありますが、東洋医学ではこれらの感情を「七情(しちじょう)」として7つに分けています。
そしてさらに、各感情は各五臓(肝臓、心臓、脾臓、肺臓、腎臓)への配当が決まっています。
細かい各臓器の配当はまた今度ということにしておきまして、本日は「怒り」について。
感情の中でも、怒りはとても強いダメージがあります。
「怒髪天をつく」とか、「怒り心頭」「憤怒の念が噴出する」など、怒りのパワーを表現した慣用句は多いものであります。
怒りは肝臓に配当されていますが、肝臓は人体最大の臓器で、いろいろな作用をしており、その力はとうよういがくでは「将軍」に喩えられます。将軍が強くなりすぎると、クーデターを起したりします。
春は肝臓の季節でもあり、芽吹くという力のある季節。
さらにそこに怒りが重なるととんでもなく身体の中で暴走をはじめます。
そうすると、自分の精気までをも破壊しかねません・・・。
ということで、表情は明るく朗らかに。
大きな怒りを解かすくらいまでになりたいものであります。
〈お知らせ〉
3月27日(日)にオトハルを開催します。今回は、『春の養生』です。
前回やっったものと同じ内容になります。春の話を聞きたいという方が多かったので、その2回目です。お時間ありましたら、ご参加くださいますようお願いします。
→ 詳細はこちらへ
薬膳部ブログ『薬膳ごはん』が更新されました 今回は「アサリとセリのお味噌汁」
源保堂鍼灸院の薬膳部。
最近はめきめきと腕を上げております。
さらには、患者様の薬膳相談室が出来るように、今いろいろと検討しているところであります。1週間、どんな食事をしているか、身体の不調の原因になっていないか、日頃の生活を見直していただくために、薬膳を活用していただきたい、そんなことを考え中であります。
ということで、本日は、薬膳部のブログ『薬膳ごはん』が更新されたことをお知らせいたします。
春のメニューということで、「あさりとセリのお味噌汁 春の薬膳⑤」であります。
あさりは鉄分が多いですので、頭がぼーっとしがちな春にはお薦めであります。
「肝臓は血を蔵する」という五臓の生理学がありますが、まさに血の原料である鉄分を補えるこのメニューは、肝臓の季節である春にちょうど良いのであります。
普段普通に召し上がっているお味噌汁も、工夫次第で薬膳メニューになります。
どうぞお試ししてください。