エコノミークラス症候群を予防するツボ
この度の熊本・大分の地震において、 被災された皆さまに心よりお見舞い申し上げるとともに被災地域の一日も早い復興を心よりお祈り申し上げます。
この度の地震では、比較的大きな余震が多いということもあり、車中で避難生活をされている方も多数いるそうです。
ニュースを見ていますと、エコノミークラス症候群になる方も少なくないということで、心を痛めております。
微力ながら、エコノミークラス症候群を予防できないかと思いまして、ツボを考えてみました。ここで選んだツボは、あくまで予防的な処置で、個人差もありますが、参考になさってみてください。
1.通里
このツボは、血管の通りを良くします。
ツボの位置は、手首内側の小指側で、横シワから自分の親指を横にし一本分の所です。
2.内関
このツボは、静脈の戻りを良くしてくれます。
内関は、手の内側で、やはり手首の横シワから、写真のように指三本分を当てたところです。ちょうど手の真ん中になります。
3.公孫
公孫は、消化力を維持してくれるツボですが、東洋医学では、この消化力が落ちると、血液が固まりやすくなると考えます。避難生活は食生活も乱れますし、緊張感が胃腸に来ることも多いと思います。そこで、このツボを使って、消化力を助けてあげることが大切だと思います。
場所は、土踏まずの真ん中あたりにあります。下のイラストのように、骨のくぼんだところにあります。
※ ツボは左右にありますが、先ずは両方を押してみて、痛気持ちいい方をより重点的に押すことをお薦めします。
また、押すときは、ぎゅうぎゅう強く押すのではなく、じんわり気持ちいいくらいがちょうどいいので、やさしく押してみてください。
※ 強い揉み治療は、血管を傷めて、かえってエコノミークラス症候群を助長してしまうこともありますので、気をつけてください。
※ ここに挙げたツボは、あくまで予防的処置ですので、実際に発症してしまった場合は、すぐに病院に向かってください。
何かのお役に立てれば幸いであります。