怒りは収めて、解消していきましょう
喜びや悲しみ、憂いなど、感情にはいろいろありますが、東洋医学ではこれらの感情を「七情(しちじょう)」として7つに分けています。
そしてさらに、各感情は各五臓(肝臓、心臓、脾臓、肺臓、腎臓)への配当が決まっています。
細かい各臓器の配当はまた今度ということにしておきまして、本日は「怒り」について。
感情の中でも、怒りはとても強いダメージがあります。
「怒髪天をつく」とか、「怒り心頭」「憤怒の念が噴出する」など、怒りのパワーを表現した慣用句は多いものであります。
怒りは肝臓に配当されていますが、肝臓は人体最大の臓器で、いろいろな作用をしており、その力はとうよういがくでは「将軍」に喩えられます。将軍が強くなりすぎると、クーデターを起したりします。
春は肝臓の季節でもあり、芽吹くという力のある季節。
さらにそこに怒りが重なるととんでもなく身体の中で暴走をはじめます。
そうすると、自分の精気までをも破壊しかねません・・・。
ということで、表情は明るく朗らかに。
大きな怒りを解かすくらいまでになりたいものであります。
〈お知らせ〉
3月27日(日)にオトハルを開催します。今回は、『春の養生』です。
前回やっったものと同じ内容になります。春の話を聞きたいという方が多かったので、その2回目です。お時間ありましたら、ご参加くださいますようお願いします。
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