オトハル世代の〔ワタシのカラダのトリセツ講座 初級・春編〕 を開催しました
先週の日曜日(平成28年2月7日)、源保堂鍼灸院に於いて、『オトハル世代の〔ワタシのカラダのトリセツ講座〕』を開催しました。
今回は、「初級の春編」。
「春」と言いますと、『枕草子』の有名な、「春は曙(あけぼの)。やうやう白くなりゆく山際(やまぎわ)、すこしあかりて、紫だちたる雲の細くたなびきたる。」を思い出したり、童謡『春の小川』の一節など、どことなくのどかであどけなき光景を思い出す方も多いかと思います。
しかし実際は花粉症で鼻水ずるずる、目はかゆかゆとなってそれどころではない、なんて方も多いでしょう。また、春の生暖かさで頭がぼ~っとしたり、人事異動などの環境の変化に付いていけなかったりと、現代の春事情はかなりのストレスになります。
そもそも春とは、これまで精気を貯めるためにじぃっと殻の中に閉じこもっていた冬から、外の世界に芽を出していく時期ですから、とても大きな変化が起きているわけであります。
近年この変化に付いていけない方が多くあり、それが原因で花粉症などになっていることもあります。
かくいう私自身も、かつてはこのような変化を理解していないために、花粉症になったりと、春を苦手に過ごして参りました。
しかし鍼灸師になってからは、自分で自分の身体を調整したり、春先の過ごし方を工夫したりと、花粉症のひどい状態からは脱しました。
それでもやはりまだまだこの季節の過ごし方が悪いのか、花粉が皮膚に出たりと厄介なこともあったりしまして、自分自身の身体を見つ直す時期と割り切って過ごしております、なんて自己弁護しつつのオトハル講座であります。
かつてのシニア世代と現在のシニア世代の変わりよう。そして、健康寿命と平均寿命の隔たりなど、いま必要なのはまさに東洋医学の智慧。そんな解説を、主宰者の三好洋子さんに解説してもらいました。
そして恒例となった自分の体質チェック。
自分の体質を知ると言うことは、自分の身体の傾向を知り、足りないところを意識してもらうことであります。足りないところは自分の弱点ではなく、楽しい時間を過ごしていただくためのごきげんラインを把握しておくことであり、これがまた健康寿命を延ばすヒントになると思います。
そして自分の体質をチェックした上で、春の過ごし方の解説へ。
二十四節季の豆知識などを織り交ぜながら、季節の過ごし方、特に今回のテーマである春の過ごし方をお伝えしました。
特にこの季節、厄介なのは「花粉症」。
本当は、前回の「冬編」でお伝えしましたように、冬の過ごし方がとても大切なのですが、それを補うための、今からでも遅くない工夫もありますので、そんなお話を加えつつ。
さらにさらに、各体質に合わせたツボの指導も。
そして最後は個別に脈診をして、より参加者に合ったツボや生活指導などをさせていただきました。
盛りだくさんで、あっという間に時間は過ぎていくオトハル塾であります。
近年、春の過ごし方が苦手になったという方が増えておりまして(それにはいろいろな現代的な問題があるのですが)、今回参加できなかった方が、是非もう一度やってほしいと言うことでありまして、3月27日(日)に追加することになりました。もしよろしければ、どうぞご参加のほどよろしくお願いいたします。詳しい日時につきましては、またこちらのブログなどでお知らせいたします。
◇ オトハルについてもっと知りたい方は
→ オトハルHP
→ オトハル主宰者、三好洋子さんのブログ『みよしようこが、ゆく』