オトハル塾 『オトハル世代の<ワタシのカラダのトリセツ講座>』(初級編)を開催しました(1)
昨日の日曜日、治療院では「オトハル塾『オトハル世代の<ワタシのカラダのトリセツ講座>』(初級編)」というものを開催させていただきました。
オトハル塾とは、三好洋子さんが主催しているもので、「オトナ思春期をデザインする」という主旨のもの。ホルモンバランスが変わったり、社会的な立場も変化していく40代以降の年齢を“オトナ”とし、それを新たな思春期ととらえて、新たな人生の楽しみ方や乗り越え方を応援、支援するというもの。
つまり、「オトハル」とは、「大人の思春期」で「オトハル」なのです。
詳しくはクリックしてみてください。
オトハル - オトナ思春期をデザインするプロジェクト
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オトハル塾にいらっしゃる方の多くは、身体の方もお年頃(更年期)を迎えております。このお年頃はホルモンバランスの崩れから、精神的な浮き沈みにもなったり、自分を制御するのが難しい時期になります。
そこで、主催者の三好洋子さんから、「東洋医学でオトハル世代に何かアドバイスできることはないか?」という依頼を受けました。こういった一般の方に講義をするのは初めてなので、うまくできるか迷いましたが、三好さんの企画力、お人柄、サポートについていけば、何か形になるだろうと引き受けることにしました。それに何より東洋医学には、この時期を上手に乗り越えるための智慧がありますので、それを大いに活用していただきたいという願いが以前からありましたので、そういった場をいただけることをとても有り難く感じたわけであります。
ということで、企画をどんなものにするか話し合いをしたのですが、まずのっけから難しい話をしてもいけません。そこで、自分の身体に興味を持ってもらい、自分の身体を見つめる視点を持っていただきたいと思いまして、自分の身体を分類する体質分類チャートの作成を考えました。
東洋医学には、体質論というものがあり、湿痰、気虚、血虚など、それぞれの身体を体質に分ける学問があります。この体質の種類は、古来より3つに分ける単純なものから、多いもので25種類に分けるものなどもあります。しかし、あまり多すぎても繁雑になりすぎるし、少なすぎても的を得ないということで、だいたい8種類くらいに分けるのが妥当な感じだと現在では考えられることが多くなりました。
そこで、既出のものではなく、やはりそこはオリジナルの要素を組み込んで、これまでの自分の臨床経験なども含めまして、体質分類を考えてみました。
気血水という身体に流れる三つのものがどのようなバランスにあるかを体質として分類しました。講習では、気血水の話をし、実際に表を元に得点を付けていただきました。
と、こういった感じで点数を付けて、チャートにまとめる作業をしていただきました。
なかなか真剣に、そして時に笑いながら作業をしてもらえまして、どうやら自分の身体に無頓着であったことに気がついた方も多かったようです。
そもそも私が皆様にしていただきたかったのは、自分の身体に目を向けてもらうこと。それがまさに、自分を知ることにつながり、自分の生活を見直すきっかけになりますので、それが出来ただけでも、私としては嬉しかったのであります。
ちょっとお話しが長くなりそうなので、ひとまず今日はここまでと言うことで。
(つづく)